・弊社は「焼印」という道具をつくるので、「打刻印」は細かく分けると別業種となります(加工設備も異なります)
・打刻印製作は専門業者があるくらいで、打刻専用の「金属(素材)」で打刻専用の設計(理論)がしっかりあります。ですので、私は安易に「打刻印も作りますよ」とは言いませんし、言えません。
・「打刻」=打ち付ける/「プレス(圧)」=押し付ける
・打刻は「バーン」と一撃必殺で叩きます。プレスは「じわりじわり」押し付けます。
・この様に文字で起こすと、上記の2種は「別もの」と分かると思います。
・添付の「打刻印らしきもの」をお持ちの皆様の相談を聞く限り、「紙・皮革」に「跡を付けたい・凹ませたい」という最終目的があります。
・打刻印=跡を付ける道具、という認識で間違いではないですが「打刻印をつくる」のは途中経過であり「跡を付ける」のが最終目標です。
・最終目的の「跡を均一に」付けるには、添付の棒の「力」では少し頼りないです。(極論、棒の径にデザインが収まっていればOK=大袈裟ですがそれが「本物の打刻印」です)
・均一に付けるのが目標、ならば「プレス」の提案です。(弊社ではプレスしか提供できない、というのが正直なところです。弊社では設備・素材含め「本物の打刻印」は作れないので・・。)
・プレスとは「箔押し機」を使用した「圧」で跡(凹み)を付ける事です。
・箔押し機とは:https://www.yakiinya.jp/stamp
・この「箔押し機」というのが有能で「温度も入れながら全体に圧を加えられる」というのが可能です。「温度+全体に圧」というのが超有能なポイントです。
・紙や皮革に跡を付ける時は「温度も入れながら」押すと綺麗に跡が付きやすいです。温度を入れると言っても焦げるわけではないので、箔押し機のプレスはとてもお勧めです。設定を変えれば焦げも入れながら捺せますので、打刻印より出来る事が多いのも特徴です。
・最終目的に合う道具は「打刻印」「プレス機」どちらが正しいか。打刻印がダメだ、ではないので、目的にあったモノを選択出来る様になって頂ければ嬉しいです。
・この記事のタイトルの「お直し」ですが、実物の状態を診断し、どの様な箔押し機・プレス機に取り付けたいかで加工内容が変わります。状況により作り直しになる可能性もありますが、是非ご相談下さい。