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よくあるご質問・食品編

ここではよくあるご質問をご紹介します。

枠有りのデザインで作りたい!

可能であれば「枠無し」を基本的には推奨です。

枠有り・枠無しどちらも製作自体は可能ですが、枠無しの方が焼き跡的には写りやすいです。枠の中のデザインが、ガス熱で焦げやすくなったり、枠に生地が捺されて、中のデザインが生地に当たりにくくなります。

生地が印面にくっ付いてくる!

もう少し印面の温度を高くしてみて下さい。

状況によるのですが、印面の温度を上げると回避できる場合が多いです。ただ、今度は押す時間が長いと生地が真っ黒になってしまいますので、直ぐに生地から離す必要があります。温度がキチンと上がっていれば、正味1~2秒で捺す感覚で大丈夫です。

深く彫りたい!

外周深彫り対応可能です。

捺す品物に対して対応が変わるのですが、この彫り方をするのは電気式の場合が多いです。お見積り時にデザインを診て、必ず必要であればこちらから提案いたします。

ステンレス製で作りたい!

弊社は真鍮製の焼印となります。

ステン・チタンなど切削(製作)は可能なのですが、加工性・加工道具への負担・価格・熱伝導性の面で弊社では「真鍮材料」を採用しております。

良い素材なのですが、いかんせん熱伝導性(=捺す作業効率・作業中の取り回しの面など)が劣るので弊社では真鍮でのご提供とさせて頂いております。

食品衛生法適合の焼印が欲しい!

衛生法に準ずる焼印をご提供させて頂いております。

厚生労働省(労働監督局・衛生課)・保健所(埼玉県内)にて「焼印という道具」を食品衛生法の観点からお話を伺っております。上記担当者の意見と見解を合わせて、以下の回答と致します。

本件でお問い合わせ頂いたお客様・店舗/企業様へは個々にお答えしておりましたが、近年問い合わせが増えているので製造者である私なりの誠意として記載させて頂きます。

本件にご興味を持ったお客様は焼印の「材質(ステンレス)」ではなく、まずは「食品衛生法適合・適応」という「言葉」ではないでしょうか?

まずは、弊社の結論(回答)として

焼印という道具(お客様ごとに異なってしまう道具=デザインよって印面の細かさが異なる=極論を言えば耐久値が異なる道具)に公的証明を提出する手立てがないので、弊社では「一般的な使用方法での前提としては、衛生法に準ずる焼印をご提供すると共に、より良い仕様になるように努力しております。」

と回答させて頂いております。

結論に至る経緯(厚生労働省での見解)

「基本的に「~適応・適合」とは「広告表現」となり「証明とは異なる」という事をご理解いただければと思います広告内容は事業者にゆだねられており、モラルを加味した範疇で自由に表現可能です。つまり「~適応・適合」という表現と、「広告内容の証明提示」は別問題であり、証明には何かしらの機関の対応・介入(機関発行の証書)が必要なのではないか?

との見解でした。

他社様の「広告」に関しての「疑問・根拠」を弊社に問われるお客様が多々いらっしゃるのですが、弊社の商品・広告ではないので上手く回答できないのが正直なところです。確かにそんな文言・広告を目にしたら不安になりますよね、私もなると思います。

弊社がなぜ「~適応・適合」の広告を出さないか

単純に「広告を出すだけ」なら弊社でも容易に可能です。そこに責任や誠意があるかは別問題です。

そこで、今回の件でポイントなのが食品衛生法の中で「銅・鉛~などが削り取られない構造」という条件があります。

厚労省と保健所でこの条件を主として意見交換してみました。

焼印素材

弊社の焼印印面の材質は「真鍮」となり、銅と亜鉛の合金です。銅と亜鉛は人体必須元素ですが、日常的に破片を食べたり舐めていたら中毒になります。しかし、その様な生活習慣はまず無いと思います。

焼印の耐久性

焼印は真鍮・ステンレス・鉄のどの金属で製作しても、熱(エネルギー)を与える過程と、捺す過程(押す対象物の成分/糖分・塩など)で、程度の差はあるが「摩耗・腐食」していきます。

条件の「削り取られない」と、使用中の「摩耗(すり減る、など)」では意味は異なるが、条件の「削り取られない」に「適合・適応する」とは正確には該当しない、しかし、日常的に使用する金属調理器具(鍋・包丁など)の「欠け・摩耗・劣化」を考慮すると「適合・適応しない」とも言えない、との見解です。

つまり「厚労省・保健所」でも「一つ一つの焼印(線の細さやサイズの差異=加工条件・耐久値が全て異なる道具)」に、答えを出すのは難しい。との見解です。規格が均一の鍋・包丁などとは「見解が異なる」という訳です。

そもそも「削り取られない構造」とはなんぞや?とは、簡単にボロボロ取れない。という感じです。「簡単」という言葉自体がこの件では厄介ですが・・。

摩耗するとどうなる?※1

摩耗していく過程で、金属(印面)が薄く(脆く)なりデザインの一部が欠ける場合が極稀にあります。勿論欠けずに綺麗に摩耗していく事もあります。焼印という道具の寿命でもあります。

次に「必ず欠けない(削り取られない・ボロボロ取れない)」と考えると、「必ず」という構造はほぼ不可能ですので、この視点での考察をしてしまうと「適応・適合」とは言えないのでは?という意見を頂戴しました。これはステンレスでも真鍮・鉄でも、です。

極めて少量でも摩耗で食品に付着するのでは?※2

この点は「保健所」の意見ですが、原子レベル・科学レベルでの観察になる事は勿論で、過去に焼印での中毒事例は無いので「焼印という道具がそもそも使用NG」とはならないが、焼印の加工条件や使用方法にもよるので保健所としては一概に良いとも言えなくなる。とのご意見で「お墨付きは出せないが、安全を考慮し常識の範囲で使用いただければと思います」となりました。

ごもっともかな、と思います。

摩耗で付着するとなると「銅と亜鉛=真鍮」とお伝えしましたが、これは人体必須元素に該当しますが、ではステンレスはどうなのか?と話が戻ってきます。ステンレスは主に「鉄+クロムとニッケル」の合金です。どちらかと言えば有害の方に入ってしまいます。

ですのでこの摩耗付着問題を極端に(シビアに・強めに)詰めてしまうと、ステンレスならOKとはならず、むしろ真鍮・鉄と比べてもNGになる(そもそも「適応・適合」という表現は適切ではないのでは?)という意見でした。

最終結論

※1と※2の観点から、弊社では「~適応・適合」という表現はしておりません。

私の心情としては、「広告を出す=お客様専用設計の焼印に対して、個々に対応した証明書を出せる」という状態になってこそ、広告(お客様への誠意)を出せると考えています。

常識の範囲内でのご利用をお願いするとともに、ご安心いただける焼印をご提供し、今後もより良い「ものつくり」をしてまいる所存でございます。

2023.2記 二代目 直樹

どの材質がよいのか?

真鍮・ステンレス・鉄で、お好みでOKです!

上記のQ&Aで触れておりますが、そもそもステンレスが絶対にNGという事はまず無いと思います。

ステンレスの包丁・フライパンで調理して日々食事をしても中毒にならないのと同じ程度、とお考えいただいてOKだと思います。真鍮・鉄もしかりです。

色々な製造元があり、材質によって得手不得手があります。もちろん製造元により扱う材質も異なります。製造元担当者にご自身の不安を相談して、お気軽に焼印の世界を楽しんでいただければと思います!


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